シャトー・デュアール・ミロン・ロートシルト [2010]750ml｜ウメムラ　Ｗｉｎｅ　Ｃｅｌｌａｒ

Chateau Duhart Milon　/　シャトー・デュアール・ミロン ラフィット・ロートシルトが所有するもう1つのシャトー！ 18世紀からこのシャトーがある土地ではブドウ栽培が行われていました。1830年代にカスティジャ家がデュアール未亡人から14haの畑を受け継ぎ、合計40haのブドウ畑をデュアール・ミロンと名付けました。このワインのエチケットには、1950年代までポーイヤックの港にあったサー デュアールが住んでいた家が描かれています。1855年にデュアール ミロンはメドック格付け4級に認定され、この頃デュアール ミロンはポーイヤック地区最大シャトーの1つでした。その後区分け変更や霜害などで衰退していきましたが、1962年にロートシルト家が購入し、ブドウの植え替えや排水設備の整備、区画の購入、醸造所と貯蔵庫を新設するなどし、高い品質のワインを生むシャトーに生まれ変わりました。 メドック格付けの見直しがあれば、第3級に昇格させてもいいかもしれないと言われる程の実力を持ち、かつ、ラフィットが手掛けているとなれば、ボルドー通の方が、こぞって欲しがるのも納得。ラフィット同様、入荷も少なく、毎年最新ヴィンテージが出たら、あっという間に売り切れてしまう大変人気の高いシャトーと言えるでしょう。 ■栽培■ 畑はシャトー ラフィット ロートシルトの西側、カリュアド台地の延長線上にあるミロンの丘に位置します。152ha所有し、土壌は細かい砂利まじりの風積土で、下層部は第三世紀の石灰質になります。カベルネ ソーヴィニヨンとメルロを栽培。伝統に則った栽培方法で収穫など様々な作業が手作業で行われています。 ■醸造■ ラフィットに隣接しているため、ラフィットのエリック コレール氏をディレクターとし、醸造学者クリストフ コンジェ氏と栽培管理責任者レジス ポルフィレ氏と協力し、シャトーの運営が行われています。畑は区画に分けられ、区画毎に醸造が行われています。熟成は樽で行われますが、樽はドメーヌ内にある樽工房で造られたものを使用しています。熟成期間に定期的にデカンタージュされ、卵白で清澄処理が行われます。

格付4級。ボルドーの赤ワインの最高峰シャトー・ラフィットのロートシルト家が経営する特級格付けシャトー。洗練された芳醇なワインです。

カリュアドでさえ、手が出せない金額になってしまった近年、カリュアドが数万するなら、このデュアールを数本買いたいものです。2009年に引き続き、2010年も96ポイントと高い評価を獲得し、市場でますますの高値がつくとみられていますので高騰前に是非ともお勧めしたい1本です。

メドック地区ポーイヤック村に76ha所有。メドック格付け4級。カステジャ家が所有していたこのシャトーを1962年にロートシルト家が取得。当時は僅か17haの畑のみでしたが、ブドウの植樹や新しい醸造所の増築を通して品質改善が行われました。ラフィットのロートシルト家が所有し、畑はラフィットの西側、カリュアド台地の延長線上にあるミロン丘に位置しています。

1962年以降、ラフィットと同一チームによる管理を行い、ワイン造りを行っています。心地よいタンニンをベースにしたバランスの良い豊かな味わいが魅力。メドック格付け4級ですが、それ以上の評価を得ています。セカンドラベルのムーラン ド デュアールも落ち着いた価格と味わいのバランスで人気を博しています。

「シャトー・デュアール・ミロン」は、ラフィットと同じ技術責任者エリック・コレールの厳格な管理の下、醸造を行います。熟成は新樽比率50%で14-16ヶ月間行います。シャトー デュアール ミロンのワインは、ポーイヤックを象徴するスタイルのワインと評されています。緻密でいて、気品を感じさせるワインです。

■2010年ヴィンテージ情報■
この年のブドウ栽培サイクルは、低温かつ比較的多湿な冬から始まりました。萌芽は2009年より若干遅めの4月中旬に迎えました。4月は乾燥傾向で日照量は豊富な月となり、ブドウは理想的条件の下で生育しました。5月および6月には雨天と晴天が交互に訪れました。6月初旬に気温が下がったことでメルロの開花は乱れ、花ぶるいおよび部分的結実不良が発生しています。幸運にも7月にはかなりの乾燥傾向（降水量20ミリメートル以下）が見られ、気温も比較的高かったことから、開花時の遅れを上手く取り戻すことが出来ました。8月および9月は日中は適度に高温で夜間は冷涼の乾燥した日が続きました。それによりブドウはゆっくりと完璧な成熟を得ることが出来ました。

CHATEAU DUHART MILON
シャトー・デュアール・ミロン
生産地：フランス ボルドー ポイヤック
原産地呼称：AOC. PAUILLAC
格付け：第4級
ぶどう品種：カベルネ・ソーヴィニョン73%、メルロ27%
味わい：赤ワイン 辛口 フルボディ

ワインアドヴォケイト：96 ポイント
Rating 96 Release Price $110 - 190 Drink Date 2013 - 2043 Reviewed by Robert M. Parker, Jr. Issue Date 28th Feb 2013 Source 205, The Wine Advocate
Dense purple, with classic notes of cedar and lead pencil shavings as well as gobs of back currants and licorice, the wine has a full-bodied mouthfeel with fabulous precision and density. It also possesses a long, silky finish with moderately high tannins, but they are ripe and well-integrated. The wood is clearly pushed to the background in this dense, full-bodied Pauillac, which should drink beautifully for 30+ years.

ジェームス・サックリング：93 ポイント
CHATEAU DUHART-MILON ROTHSCHILD PAUILLAC 2010 Saturday, February 16, 2013 CountryFrance RegionBordeaux Vintage2010 Score 93
A wine with an intense sous bois, fresh tobacco and dried flower character on the nose and palate. Full body, with ultra-fine tannins and an attractive finish. It's structured yet polished with a beauty and stature. Try in 2015.

vinous：93 ポイント
93pts Drinking Window 2022 - 2045 From: Squares & Circles: Bordeaux ‘10 At Ten (Apr 2020)
The 2010 Duhart-Milon has an intense but tightly coiled nose of black fruit laced with cedar and mint. I would have liked to see a little more precision. The palate is medium-bodied with supple tannins and very well judged acidity. There is an appealing sense of symmetry here with fine precision and tension on the finish. Excellent. Tasted from an ex-chateau bottle at the BI Wines Spirits 10-Year On tasting. - By Neal Martin on February 2020